2009年11月15日

ウィンドウズ7にアップデートしましたが・・・

outlookアドレス帳が消えました・・・。

親切な方、メールください。。。
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2009年11月11日

竹縄昌『日本最初のプラモデル 未知の開発に挑んだ男たち』を読んで

現在フリーの元雑誌記者の手による
国産プラモデル開発にかかわるドキュメンタリー
基本的にはマルサン商店を中心とした
関係者への取材で構成されている。
重くない語り口で、さらりと読める。

類書としてはマルサン六代目代表神永英司氏による
『マルサン物語 玩具黄金時代伝説』が挙げられる。
こちらは極めて個人的趣味的な玩具史であり
「プロジェクトX」的な熱いものが読みたい人には
こちらの方をお勧めする。
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2009年11月10日

小沼丹『懐中時計』を読んで

講談社文芸文庫版『村のエトランジュ』に収録されている短編
1949〜50年代に書かれたものだが、
本書はそれ以降、1960年代に書かれた短編を中心に収録。
1969年、表題作にて第21回読売文学賞小説賞受賞。

本書の特徴としては、1963年に小沼の妻和子が、
2人の娘を残し急死したことによる死生観が
各作品に色濃く反映されている点だろう。

しかし小沼の軽妙かつ酒脱な語り口が変わったか、
と問われれば、そうではない。
深刻な事件をも淡々と語り、感情を飄々と吐露する。
そしてさりげなく書き進めているように見せかけるが、
伏線やイメージの連なりによって、
物語構造はかなり堅固に組み立てられている。

タッチは軽いのだが、正統な「小説」の香りは濃厚、
という不思議な作家である。
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2009年11月08日

ベッキ―・クルーエルとマンクス・ポンド

第二のリア・ディゾンとして名前の挙がるベッキ―・可愛いいにもほどがある・クルーエル。一般的には「英国の14歳美少女」と紹介されているが、彼女の出身地、マン島は正確にはグレートブリテンおよび北アイルランド連合王国の一部ではない。

マン島は自治権をもったイギリス王室属国であり、世界最古の議会ティンワルド(http://en.wikipedia.org/wiki/Tynwald)と独自の通貨を持つ。国際金融・通貨の専門家の間では有名な島だ。このたびマックですら撤退するほど通貨クローナが暴落したビョークの故郷、アイスランドくらい興味が魅かれる。

マン島はグレートブリテン島とアイルランドに囲まれたアイリッシュ海の中央に位置する、淡路島ほどの小さい島である。人口は8万人足らずと、アイスランドよりはるかに少ない。ちなみに僕の居住地、西東京市の半分足らずの人口である。

マン島の通貨はManx poundである。略称はロイズ銀行によればIMP(http://www.lloydstsbcorporatemarkets.com/glossary/currencies.asp)らしいが、実際の為替市場で使われることはないだろう。渋い話でいえばISO4217上はあくまでGBPである。

通貨としての価値だが、みなさんに心配されることなく英ポンドと等価である。通貨市場がなければ、「投機筋による攻撃」にも晒されることはないだろう。実態はもうほとんど島でしか通用しない、お土産感覚の流通であろう。

今後ベッキ―・クルーエルがいくら有名になっても、マンクス・ポンドが有名になることはないだろう。だから一応ここに記しておく。

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2009年11月05日

小沼丹『村のエトランジェ』を読んで

1954年の第31回芥川賞候補作『村のエトランジェ』、
並びに第32回芥川賞候補作『白孔雀のゐるホテル
を収録した小沼丹の初期短編作品集。

上記2作や『紅い花』などを読むと共通して
舞台を田舎に、語り手に垢抜けない少年を置き、
どこか戦争の影を引き摺る時間を設定している。
この道具立てだけであれば、土臭い田園文学
なってしまいそうだが、小沼丹は違う。

軽妙かつ酒脱に始まる語り口、
そして生活力のなさそうなインテリ青年と
生活感のない妖艶な謎の美女が登場し
牧歌的風景とミスマッチな廃頽的関係を見せつける。
そして呆気ないほどに訪れる転機、
時に衝撃的なクライマックス。

タッチは軽いのだが、正統な「小説」の香りは濃厚、
という不思議な作品集である。
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2009年11月03日

宮下奈都『よろこびの歌』を読んで

名作『スコーレ No.4』の作者による三冊目の作品集。
連作短編の形式を採っており、表題作は同じ出版社の
『Re-born はじまりの一歩』というアンソロジー
収録されていた。現在最も私が注目する作家である。

あらすじを書いてしまえば、音大付属高校の受験に失敗した
主人公と、おなじくどこか挫折感を抱えた女子高生たちが
合唱という一つの目的に向かう、という青春群像劇である。

青春モノとしてはありきたりのシチュエーションであろう。
しかし各短編のクライマックスを巧みにずらすテクニック
ハイティーンの感情の揺れを繊細に紡いでいく筆致や
各物語の最後に立ち現れる、揺ぎ無い、眩しい希望が
読者の内の少年少女を、しかと揺すぶるのだ。

各短編のラストごとに、じんわりと泣けてくる傑作。
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2009年11月01日

先輩とハロウィンと教壇と

昨日は若くして亡くなった大学の先輩を追悼する会に出た。大学ではちょうど文化祭の前夜祭が開かれており、ハロウィンの仮装をした若者たちであふれ、他の人ならいざしらず、イベント好きであった先輩にふさわしい浮き浮きとした夜であった。

同じサークル同士の結婚であったため、同じく私の先輩である奥様も、二人のお子さんもいらっしゃっていた。そこで死の一週間前、教師である先輩が教え子たちに語った映像を初めて見た。YOUTUBEにアップされていたのは知っていたが、とても一人では見られなかったのだ。涙はこらえた。

「付き合いとは一緒に過ごした時間の長さではないんです」

中学生になるかならぬかの、先輩の長女の弁である。僕は同世代の長女にそう言わせる親であるのだろうか。とてもまだ追いつけない。

そしてこの夜、懐かしい居酒屋ビールを喉に流し込みながら、僭越ながら先輩方の前で私の夢を語らせていただいた。「いずれ教壇に立ちたい」と。亡くなった先輩も、「もう一度教壇に立ちたい」とおっしゃっていた。

私はまだ元気である。今後どのような形でも、教壇に立つチャンスはあるだろう。教壇に立っていられる時間は短いかもしれないが、私はもう大事なのはそんなことではないと考えられるようになった。

posted by ハンス岡川 at 14:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 各種相場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月31日

レコーディング・ダイエット途中経過

2007年
10/10 75.7kg
10/31 71.7kg 体脂肪率 19.9%
11/30 68.2kg 体脂肪率 18.9%
12/31 66.0s 体脂肪率 19.6%
2008年
3/30 64.7s 体脂肪率 15.5%
6/28 65.0s 体脂肪率 14.1%
9/30 64.4s 体脂肪率 15.0%
12/30 66.4s 体脂肪率 15.1%
2009年
3/31 64.7s 体脂肪率 18.0%
6/30 65.1s 体脂肪率 16.5%
9/30 65.6s 体脂肪率 16.3%
10/31 65.7s 体脂肪率 16.4%
posted by ハンス岡川 at 11:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 各種相場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月27日

平岩弓枝『鏨師』を読んで

長谷川伸主催「新鷹会」の機関紙「大衆文芸」に発表された
『鏨師』、『神楽師』、『つんぼ』、『狂言師』、並びに
「オール読物」に発表された『狂言宗家』、
昭和32〜34年に初出された計五編の初期短編集。
表題作にて昭和34年7月、第41回直木賞を受賞している。

生家が代々木八幡神社だからであろう、
神楽や狂言、邦楽に対する深く、広範な知識と、
それを自然に作品中に織り込む手腕に
現在の日本ではほぼ失われつつある真の芸の世界と
匠の姿を見ることが出来るだろう。

歌舞伎や能なぞほとんど観る機会なく、
他の古典芸能にも親しむ機会の無い
戦後生まれの私たちの世代が、
このような「日本風」の作品を、実感を持って
リアルに描くことはもう出来ないのだろう。
そういう意味では貴重な、素晴らしい短編集である。
posted by ハンス岡川 at 22:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 金融史・通貨史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月26日

内山英明『JAPAN UNDERGROUND』を読んで

重い、大型本。しかも地下の写真ばかりなのでなおさら重い。

戦時中の、ただ穴を掘っただけの地下であっても
人口の光を当てなければ写真撮影は出来ないわけで
地下世界は限りなく人工物の装いを纏う。

しかもそこには生命の源泉である太陽の光が届いていないわけで
地下世界はまさにフランケンシュタインである。

そこには「非健康的」な、しかし「耽美」な魅力がある。
巻を重ねるのも良く理解できる。
posted by ハンス岡川 at 21:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする