家賃負担軽減と現地体験の両方を兼ねて短期間利用する、
といったケースが主であったように思う。
しかし右肩上がりの経済は望めず、未婚率が上昇、出生率も
漸減を続ける現在の日本で、シェアハウスは「住の選択」
として、十分に俎上に乗る。とはいえ、いきなり
赤の他人と一つ屋根の下、というライフスタイルには
抵抗のある人たちが大多数なのではなかろうか?
本書は豊富な取材をもとに、「ただ安いだけなのでは?」
というシェアの常識を打ち破ってくれる。
登場する数々のパターン、シェアハウスの多様性
(週末シェアなんて初めて知った・・・)には目も眩むばかりだ。
もちろん手放しでシェアハウスを称賛しているわけではなく
他人と暮らすリスク等についてはきちんと記されている。
もう若くなないし・・・と古いイメージでシェアハウスを
考慮に入れていない人はもちろん、純粋に彼らの
ライフスタイルや考え方やとりわけその価値観に
興味を抱く方にもお奨めの一冊である


